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上野、浅草、本郷、王子……東京都心北部の街は、なぜ“負けた”のか | 文春オンライン
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上野、浅草、本郷、王子……東京都心北部の街は、なぜ“負けた”のか | 文春オンライン
『東京裏返し』(吉見俊哉 著)集英社新書 文明開化期から現代まで、時間軸ごとの地図を見られる「東京... 『東京裏返し』(吉見俊哉 著)集英社新書 文明開化期から現代まで、時間軸ごとの地図を見られる「東京時層地図」というスマホアプリがある。気になる道幅や地形で足を止め、昔ここに何があったかを調べるのが楽しい。 本書は、この遊びにそそられる同好の士にはたまらないガイドブックだ。上野や浅草、本郷、王子など、かつて文化的中心地だった都心北部に光を当て、7日間かけて街歩きすることで、東京を“裏返し”していく。裏返しとはすなわち、敗者との交信である。 象徴的なのが上野。家康の時代に菩提寺として建立された寛永寺が、戊辰戦争では戦場となり、たった1日で破壊し尽くされた。勝者となった明治政府はここを上野公園とし、内国勧業博覧会を開いて徳川カラーを抹消、近代化のシンボル空間に書き換えていく。一方、敗れた彰義隊の戦いの痕が生々しく残る黒門(寛永寺の総門)は、南千住の円通寺に追いやったきり。敗者は今もって敗者なのだ