民法556の予約者の意味について、予約完結権者との関係を示しつつご教示いただけないでしょうか？ - 予約者と予約完結権者って同じ人ではない... - Yahoo!知恵袋

法務省法制審議会民法（債権関係）部会の資料を元に回答します。 通説を元にしていますので、かなり一般的な考え方と言えます。 （参照）部会資料１５－２ 民法（債権関係）の改正に関する検討事項(10)詳細版 http://www.moj.go.jp/content/000053608.pdf 民法556条における「売買の一方の予約」とは、かなり表現が紛らわしい表現であり、ここに言う「予約」とは一般に用いられる「予約」の意味ではなく、結局、「売買の一方の予約」とは「一方当事者の意思表示により、予約者の承諾を待たずに、当事者間であらかじめ定めておいた内容の売買契約を成立させる合意」をいい、「予約」とは言いながら、その実、その旨の「契約」のことを指します（つまり、ここで言う「予約」＝「契約」の意です。）。 そして、「予約完結権者」とは「予約によって本契約を締結する権利を与えられた者」を言い、一方、「予