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国際政治史 / 岡義武 - 誰が得するんだよこの書評
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国際政治史 / 岡義武 - 誰が得するんだよこの書評
僕が国際政治史を読むたびにはげしく違和感を覚えてしまうことは、議論の中で国家が擬人化されてしまう... 僕が国際政治史を読むたびにはげしく違和感を覚えてしまうことは、議論の中で国家が擬人化されてしまうことである。例えば、アメリカは共産主義に対してはげしい憎悪を抱いており、ソ連としても資本主義諸国に対する反感を常に持っていたのだった、とか言われてもイマイチぴんとこないのである。アメリカの中にだって共産主義者はいたであろうし、ソ連の中にも全体主義に嫌気がさしていた人もいたであろう。それら有象無象の集合を便宜上、国家という枠組みの中に置いているだけなのであって、そんな人々の集合が自らの意思を持ち、お互いに駆け引きしているなんて、なんというか、一種の物語みたいなものである。 では国家をかくのごとく突き動かしたものはなんだったのか。それは一般的には「国民的利益」とされている。しかし、ルソーの一般意思のごとく一元的に決められる「国民的利益」など存在しないだろう。それぞれ異なる利害をもつ複数のアクターの暫