遣隋使、遣唐使 - は何故、安全な陸路（九州→朝鮮半島→中国）を通らず、危険な海路を使ったのでしょうか？当時の朝鮮半島の国は... - Yahoo!知恵袋

"倭の五王"の頃から朝鮮半島南端は倭国側が何かとちょっかいを出す"係争地"だった事も在り、古代日本の対半島外交は半島南端＝百済を巡る関係論に終始した感が有るかと思われます。 仏教に代表為れる様に、大陸の文物の少なからずが百済経由で日本に入って来たと言う反面、日本側が百済の都合に引き摺られる側面も在ったかと考えられます。 決定的だったのは６６３年の白村江の敗北で、羅唐連合を敵に回す形に成った事から、日本の外交政策は"親百済反新羅"へと大きく屈折して来る事に成りました。 と言うのも、当時の大化政権の首班だった中大兄皇子の周辺には亡命百済人社会が一種の圧力団体として機能して居た形跡が有り、外交上では身動きが殆ど取れ無い状況が続いて居た模様が窺えますので。 皇子の補佐官的な立場に在った中臣鎌足が、対新羅外交の打開を図ったモノの、キーマンだった定慧和尚（ジョウエ・カショウ、鎌足の長男）の暗殺で頓挫す