明治維新において今までの武士から新政府の軍隊を作らずに徴兵制で国民全体を軍役の対象にしたのは何故でしょうか? - 徴兵制で国民... - Yahoo!知恵袋

武士を兵力としてみるなら、武士は刀という武器を使用する接近戦での個人技に頼った兵です。近代戦は鉄砲や大砲など使用する距離を置いた状況での戦いです。武士としての特技は意味を持たないのです。 武士を新政府の軍隊に採用した場合と一般人を軍隊に採用した場合では、近代的軍隊の訓練としてのスタートラインは一緒なのです。その場合に邪魔になったのが武士としてのプライドです。戦国時代以降、鉄砲は武士ではなく足軽階級の使用する武器だったからです。 高杉晋作が奇兵隊の設置を献策したのもそのことが理由の一つです。これからの戦いに武士は役に立たない、という事です。そしてそれは長州征討・鳥羽伏見の戦い・戊辰戦争で証明されました。 現代の軍隊は武器のハイテク化もあり兵隊の頭数を必要とはしませんが、当時の軍隊に必要なものの一つが兵隊の数です。 鉄砲・大砲という武器を使用する大量の兵士を集める、それが国民全体を対象とした徴