「売れなくてもよい本」の存在を認めること。これが本当の教養ではないか

1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を生かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。著書に『しがみつかない生き方』『親子という病』など多数。 香山リカの「ほどほど論」のススメ 好評連載「香山リカの『こころの復興』で大切なこと」が終了し、今回からテーマも一新して再開します。取り上げるのは、社会や人の考えに蔓延している「白黒」つけたがる二者択一思考です。デジタルは「０」か「１」ですが、人が営む社会の問題は、「白黒」つけにくい問題が多いはずです。しかし、いまの日本では何事も白黒つけたがる発想が散見されるのではないでしょうか。このような現象に精神科医の香山リカさんが問題提起をします。名づけて「ほどほど」論。 バックナンバー一覧 本の概念は変わってしまったのか 近年、雑誌の売上げが落ちる一方で、付録が付いた雑誌の売れ行きは好

[ohnosakiko]

この人が批判しているような売れてる自己啓発本と、「関連商品」に上がっているようなこの人（と出版社）が粗製濫造してきたスカスカ本と、どれほどの差があるのかわからない。

[aniyan53]

「2011年の秋に出版された、若者向けのある自己啓発書」著者は国立大学の教授。これって、どの本のこと？

[Hebi]

『～武器を配りたい』か。材料は今風だけど、古典的な二元論。むしろ「売れなくてもよい本」をどうするのか（必要とする人が現れるまで保存するのか、長く細く売るのか、いっそタダにして配るのか）が問題。

[takahiro_kihara]

そうやって売れた本は、そのうちブックオフ系の新古書店に並ぶから、僕は題名だけ記憶してその場では買わない。とやってたら、最近はその本が店頭から永久に消え去ることも多いのが難点。難しい時代だ。

[dekaino]

ラノベの表紙イラストと小説本体にも通用する考察ですね

[death6coin]

「「良い本＝売れる本」と尺度が一元化しすぎるあまり、「売れない本＝良くない本」という方程式まで正しいと思われるのは、やっぱり違うと思うのです。」