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研究費と開発費は別のもの!? 開発費に資産計上で製薬大手の利益が軒並み急増へ 国際会計基準(IFRS)の衝撃 第6弾
一般に「研究開発費」とまとめて呼ぶことがほとんどだが、研究と開発は本来異なる。 そして、研究と開発... 一般に「研究開発費」とまとめて呼ぶことがほとんどだが、研究と開発は本来異なる。 そして、研究と開発を分離して会計上計上した場合、多くの企業の利益が増加するという。 どういうことか? 過大な研究開発費に苦しむ製薬業界に思わぬ援軍が 製薬大手のアステラス製薬(4503)の12年3月期の売上高は9693億円。一方、原価を除いた売上総利益は6507億円、営業利益は1315億円と10%の増加となった。 ここで売上高に対する比率をみてみると、総利益率は67%と高水準なのに対して、営業利益率は13%程度と大きく落ち込んでしまう。 その大きな要因の一つが、過大な研究開発費の負担だ。下の図をみてほしい。 これをみると、アステラス製薬は売上高9693億円に対して、研究開発費は1898億円とその20%をも占めていることがわかる。金額ベースでは営業利益の1315億円を500億円以上も上回る巨額だ。 製薬業界にとっ
2012/06/26 リンク