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第251回 2013年「巳」年 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
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第251回 2013年「巳」年 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
辰年が明けて、巳年がやってきた。十二支を大学生たちに書いてもらうと、ミ年は「己」「已」「巳」「巴... 辰年が明けて、巳年がやってきた。十二支を大学生たちに書いてもらうと、ミ年は「己」「已」「巳」「巴」「氾の右」など、混乱している様がうかがえる。 名前が「巳」で終わる男子学生は、電話で、ミはヘビのミです、と言ったところ、郵便物には「○蛇」と書かれて届いたそうだ。人名では、形が似た別の字の「己」をミと読ませることがあるほか、社名でも「已」をミと読ませるものがある。散歩中は飼い犬を怖がったという冒険家の植村直己氏は、1941年(巳年)生まれなので戸籍では名前の2字目は「巳」だとお話しになっていたそうだ。しかし、実際の戸籍では手書きで「己」のようだが、少し「已」に近い微妙な形だったとの報道があった(「朝日新聞」1985.2.3)。「おのれ」のほうが格好いいからと学生時代から「己」に変えている、とも話されていたそうだ。 江戸時代のころには、連載の第26回にも触れたとおりこれらは一般に混同を呈しており