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じつは、ベテランも二分している…トレッキングポール「1本使い・2本使い」論争に、運動生理学者の登山家が放つ「じつに納得の一言」(山本 正嘉)
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じつは、ベテランも二分している…トレッキングポール「1本使い・2本使い」論争に、運動生理学者の登山家が放つ「じつに納得の一言」(山本 正嘉)
登山人口は年々増加の一途をたどり、いまや登山は老若男女を問わず楽しめる国民的スポーツになっていま... 登山人口は年々増加の一途をたどり、いまや登山は老若男女を問わず楽しめる国民的スポーツになっています。いっぽう、登山人口の増加に比例して山岳事故も増えており、安全な登山技術の普及が喫緊の課題となっています。 運動生理学の見地から、安全で楽しい登山を解説した『登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術』(ブルーバックス)から、特におすすめのトピックをご紹介していきます。 今回は、トレッキング・ポールの使い方について解説します。 *本記事は、『登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。 トレッキングポールの利用 前回の記事では、下りで疲労しない歩き方をご説明しましたが、その際にあげた図「同じ人がさまざまな下り方をしたときの着地衝撃力の違い」を見ると、トレッキングポールの使用も有効であることがわかります。着地点の近くにポールをしっか