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「出版不況とはなにか」 本誌編集委員・黒田 貴史 | コラム
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「出版不況とはなにか」 本誌編集委員・黒田 貴史 | コラム
新聞やテレビがさかんに「出版不況」ということばを使って報道している。しかしそもそも「出版不況」とはな... 新聞やテレビがさかんに「出版不況」ということばを使って報道している。しかしそもそも「出版不況」とはなにか。いつから出版不況になったのか。それはどういう事態なのか。今後どう展開していくのかを考えてみたい。おもな資料は『出版指標年報2014』(全国出版協会・出版研究所、2014)を使用する。 この統計は、日本全体の出版販売のうち取り次ぎ店を経由した単行本、雑誌を対象にしている。したがって団体が出版社から直接大量注文した、あるいは学校が教科書として直接購入したというような書籍流通は含まれない。しかし、取り次ぎ、書店というごく通常の本の流通を網羅しているので、全体の傾向をつかむには問題ないだろう。 1 いつから右肩さがりか(頂点はいつだった)? 日本の出版界全体の売り上げは、戦後右肩上がりの状態が続いていた。規模は小さいとはいえ、順調に「経済発展」していた産業の一つといってよかっただろう。ただし、