エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
ディック・フランシス『度胸』 - HODGE'S PARROT
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ディック・フランシス『度胸』 - HODGE'S PARROT
ディック・フランシス(Dick Francis)は僕の大好きな作家だ。そのリーダビリティ抜群のストーリーに興... ディック・フランシス(Dick Francis)は僕の大好きな作家だ。そのリーダビリティ抜群のストーリーに興奮し、主人公のスタンスに大いに共感する。まさに──馬が合うのだ。 そして、英王室専属ジョッキーだった人物が描いた、競馬を舞台にしたミステリーは、まさに英国ならではのものだ。 『度胸』(Nerve)の主人公はロバート・フィン、26歳、障害競馬騎手。高名な音楽家一族に生まれながらも、しかし彼自身は音楽の才能に恵まれなかった。当然、家族に疎まれ、自らもそんな自分に引け目を感じ、鬱屈とした疎外感を味わっている。 私一人だけが異分子であった。両親のそれぞれの家系が賦与した豊かな才能が私には伝わらなかった。そのことは、私が四歳の時、オーボエとイングリッシュ・ホルンの音が聞き分けられなくて、両親が悲痛な思いで認めざるをえなかった。初心者にはたいした差はないように思えるであろうが、たまたま父は世界的