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若手批評家が選ぶ「人間をダメにする」哲学書6冊
「人間をダメにする」ようなある種の魅力が、すなわち世俗的な意味では何の役にも立ちそうにない思弁へ... 「人間をダメにする」ようなある種の魅力が、すなわち世俗的な意味では何の役にも立ちそうにない思弁へとひとを強制的に向かわせるような目に見えない「力」が、西洋哲学の古典と言われるような書物にはほぼ例外なく備わっています。ひとはゲームにハマるように、哲学にハマることが可能である。そのような可能性を読者に向けて開くため、「人間をダメにする」哲学書6冊をここに紹介します。 著者 マルティン ハイデッガー 出版日 「存在するものはどうして存在しているのか」とか「どうして何も存在しないのではなく、何かが存在しているのか」。 こういった問いは、誰しも漠然と心のうちに抱いたことがあるでしょう。しかし多くの人は、そういう問いを人前で公然と述べることに躊躇します。なぜでしょうか。そういうことを公の場で言ってしまうひとは「子ども」だとみなされるということを、みなよく知っているからです。 ところが、20世紀を代表す
2017/01/12 リンク