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『同和と銀行』 - HONZ
バブル期の大阪裏面史を描いているのだから、タイトルも表紙もおどろおどろしい。主人公は巨漢の元暴力... バブル期の大阪裏面史を描いているのだから、タイトルも表紙もおどろおどろしい。主人公は巨漢の元暴力団構成員である。当然のことながら、許永中や尾上縫、田中森一など「いつもの」バブル紳士達は登場するのだが、本書はそれだけで終わらない。むしろダークサイドを利用していた銀行、自治体、政治家、芸能人などが実名と写真付きで引きずりだされているのだ。 主人公の小西邦彦は部落解放同盟大阪府連合会の元飛鳥支部長だ。大阪市の駐車場にまつわる業務上横領事件で有罪判決をうけ、上告中に病死している。語り手はその小西を顧客としていた三和銀行の岡野義市である。 まずは率直な感想を書こう。いやはや面白いのなんの。けっして取り上げられている人物や団体、事件や背景を面白いといっているのではない。「本」そのものが面白いのだ。著者は1行の無駄もなく、すばらしいスピードで、この書きにくいテーマを具体的に、ビジュアルに書き進める。 ボ