「読書人」としての東洋的官僚 : 池田信夫 blog

2011年08月05日00:44 カテゴリ本法/政治 「読書人」としての東洋的官僚 経産省の首脳人事については、いろいろな憶測が乱れ飛んでいるが、これで官邸と経産省の亀裂が決定的になったことは間違いない。霞ヶ関の首相に対する不信感は深刻で、ある官僚は「官邸で首相とすれ違ったとき、思わず殴りたくなった」といっていた。 私は更迭される幹部の政策がよかったとは思わないが、彼らが事故を防げたはずもない。公平に見て、官僚は地道に震災に対応してきたと思う。原子力行政を混乱させた張本人は首相である。今回の処分は、業績不振の会社の社長が、自分の責任を棚に上げて役員のクビを全部切るようなもので、こんなことをしたら会社はめちゃくちゃになる。 つくづく思うのは、日本で官僚に期待されている役割と、法律で決まっている機能に大きなギャップがあるということだ。法律上は、政策を決めるのは政治家で、官僚はその政策を執行する

[ueshin]

官僚が政治家なら、じっさいの政治家はなに？

[georgew]

官僚は成績優秀な知識人であり、秩序を守って現状を維持する政治家...

[hafnium49]

「官僚は成績優秀な知識人であり、秩序を守って現状を維持する政治家なのだ。」

[daruyanagi]

YomYom

[geopolitics]

科挙試験の官僚が政治家であるというのはなるほどね。建前の法律の執行者と本音の法律の立案者（本来は議会の仕事）を同時に求められる。これは談合なんだが、国民は役所に対策を求めるという現実。

[che-hiroshi]

こういう論考って殆ど意味ないと思う。そもそも官僚は政治家ではない。その彼らが政策決定に不明確に関与することが問題。近代立憲民主主義を鼻でせせら笑うような論考をしても現在の統治の問題は解決できない。

[SasakiTakahiro]

日本の法制度は、形式的には三権分立の西洋的な法体系だが、実質的には儒教的な官僚制度を強く受け継いでいる。