２－８ おバカな俺は娼婦の娘達に情が移っちゃいました - 女神に騙された俺の異世界ハーレム生活 （回復師） - カクヨム

この健気なハーフエルフの娘はとても気に入った。どちらにしろお母さんを診てみないことには何ともいえない。 「分かった、診てあげるよ。お母さんは動ける状態なのか？」 もう殆ど動けないほど弱っているそうだが、居住区にはお客は立ち入れないらしく、ミーニャとコロの手を借りて母親をこの部屋に連れてきた。 エッ!? お母さん？ 妹さんじゃなくて？ エルフ恐るべし！ エルフ族はその人の一番いい肉体年齢で老化しなくなる。600歳を超えたあたりからゆっくりと歳を取り始め、800歳から1000歳ほどで寿命を終えるそうだ。できたばかりのこの世界からすれば、高齢のエルフは生き神に近いのかもしれない。エルフ様と敬われるのも当然なのかもな。 見た目はとても若いのだが、彼女からは強い死臭がする。顔も死相が出てる。 誰が見てもダメだと分かるほどだ。獣人の二人にはこの匂いは相当きつい筈なのに、顔には出さないでいる。 「リョウ