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フォトジェニック - フォトジェニック(秋永真琴) - カクヨム
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章子(あきこ)が帰ってこない。 彼女が僕の部屋にときどき泊まるようになって二ヵ月が経つ。来るはずな... 章子(あきこ)が帰ってこない。 彼女が僕の部屋にときどき泊まるようになって二ヵ月が経つ。来るはずなのに連絡もなく来ないこともたびたびあり、そういうひとなのだと受け入れているけれど、今晩だけは穏やかでいられなかった。 夕方までゼミがあるとは聞いている。しかし、もう九時だ。章子の通う大学から、僕の部屋がある発寒(はっさむ)まで、地下鉄とJRを乗り継いで三十分もかからない。 「いまどこ?」とメッセージを送ったが、返信はない。既読のチェックもつかない。めずらしいことではなかった――という僕は、彼女のなんなのだろう。つき合ってからの半年間で百回くらい沸いた疑問が、また頭をもたげる。 事故にでも遭ったのか。まさか。でも可能性はゼロじゃない。最終手段――電話をかけてみようとしたとき、アパートの階段を昇る足音が壁越しに聞こえてきた。 鍵がはずされて、ドアが開く。この部屋のスペアキーを持っている人間はひとり