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パイの果てへの旅-10 - 外宇宙第三会議室(鶴見トイ) - カクヨム
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パイの果てへの旅-10 - 外宇宙第三会議室(鶴見トイ) - カクヨム
「危険なので、部屋から出ないでください」 「いいんです。私にはもう誰もいないんです」 「そんなこと... 「危険なので、部屋から出ないでください」 「いいんです。私にはもう誰もいないんです」 「そんなことないですよ。あなたがいなくなったら悲しむ人はたくさんいますよ」 「じゃあ、その具体例を挙げてみてくださいよ」 「……たくさんいすぎて挙げられませんよ」 「いいから一人二人挙げてみてくださいって」 「えーと、あなたは今興奮状態にあります、これを飲んで少し落ち着いてください」 経験豊富なカウンセリングロボットは、センにブランデーを差し出した。それを飲み、ソファーに倒れるようにして座り込むと、センは天井を見上げた。蛍光灯が白っぽく光っている。 先ほどの狙撃があってから、わけもわからぬままセンはこの社内カウンセリングルームに押し込められた。安全のためだとかなんとかで、窓には急ごしらえの目隠しにダンボールが貼り付けてある。扉の前には重そうな本棚でバリケードがつくられていた。本棚には『ケイ素生物心理』だの