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第1話 覚醒者たち - フラワルド(cokoly) - カクヨム
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ロケットが、空へ吸い込まれて行く。 観客席の最前列で、幼い僕は、ただ無心にその姿を目で追った。 「... ロケットが、空へ吸い込まれて行く。 観客席の最前列で、幼い僕は、ただ無心にその姿を目で追った。 「すごいなあ」 すぐ横で、父が言った。 たしか、父だった。 打ち上げを見にきた観客達はすし詰め状態で、父とは確かに手を取りあっていたものの、人が多過ぎて内緒話も筒抜けになりそうなほどだったから、他の誰かが言った言葉を覚えているだけなのかも知れない。 でもあれは父の声だった。 僕はそう思いたい。 「何を見ているの? ユータ」 耳元で囁くようにエリザが話しかけてきた。 「あの島国が見えるかい」 僕は船窓に映る惑星の一ヶ所を指さして彼女に示した。 「もちろん。あなたの生まれ故郷でしょ」 「うん。子供のころ、あそこからロケットの打ち上げを見たよ」 「ロケット? ずいぶん昔の話ね」 「ああ。百年くらい前だから」 僕がコールドスリープから目覚めて、まだ半年しか経っていないのだが、そのあいだ、眠っていた間の歴