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5ー2 拳銃 - The snow in underworld(汀) - カクヨム
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5ー2 拳銃 - The snow in underworld(汀) - カクヨム
「……切田?」 そう呟いたと同時に、市川は鋭く体を捻った。足を胸あたりまで引き上げ、押さえつけたバネ... 「……切田?」 そう呟いたと同時に、市川は鋭く体を捻った。足を胸あたりまで引き上げ、押さえつけたバネのように力を蓄える。 ドッ--!! と、鈍い音がした。 「うっ……」 市川の両足が深く強く。背の高い黒服の男ーー切田の腹にめりこんだ。 市川の予期せぬ反撃に、切田は小さく呻き声を上げる。たまらず、バタンと床に倒れ込んだ。市川は素早く体を起こすと、暗い建物の中を無我夢中に走り出した。目が暗がりになれないからか。それとも、長時間手足を拘束されていた反動からか。床に散乱する物に足を取られながらも、市川は部屋の出入り口へと一直線に走る。 市川の耳が、微かにパンという小さな爆発音を拾った。瞬間、足元からカン--と。金属が跳ねる音がして、僅かな火薬の匂いが鼻をつく。 (発砲……!!) 市川が狼狽すると同時に、背後から続けざまに軽い爆発音が三発響いた。 (止まるなッ!! 走れッ!!) 強く自分に言い聞かせ