ただその４０分間の為だけに（14） - 風のかたみの日記

「クマさん、こんにちは」聞き覚えのある声に顔を上げると、机の前にはチャコが立っていた。 「世田谷区民会館に出るんですって」その言葉を聞いてクマは目を大きく開き『何故知ってるのか』という顔をした。 「あっ、私、八組の文化祭準備委員なの。だから 『ヒナコさんグループ』が区民会館の出演申請を出した事も、グループのメンバーの名前も知ってるわけ」 「なるほど、それで申請は承認しないぞと脅しに来たわけ」 「何でそんな風に考えるかなあ、私はそんなに意地悪じゃないわ。ちゃんと承認する方に手を挙げました」 「それはそれは、どうもありがとうございます。で、本日はどのようなご用件でしょうか。あっ、それと、この間のS＆Gの感想文、随分立派な論文でした」 「どういたしまして。あの、クマさん」突然チャコはあらたまった声になった。 「なんでしょう」クマもそれにつられた。 「真面目な話だけど、図書室の仁昌寺先生、知ってる

[kaze_no_katami]

皆様、いつもありがとうございます。嬉しさのあまり泣いてしまいそうです。(´；ω；`)ｳｯ…

[funyada]

お互いに誤解しているようですね、なっぱさんとくまさん。今後の展開、楽しみにしています。

[rio-masaki]

図書館の先生とどんな話をクマはしていたんだったかな？結構しっくり来る会話だったような・・あとで復習します(;・∀・)それとヒナコVSチャコの図が？

[mkonohazuku]

チャコさん登場ですね(^^♪　彼女とはどんなかかわり方をしていくのかなぁ？　先生、早く元気になるといいですね。

[saewataru]

地名がリアルで、病院名も実在しているので、思わず引き込まれてしまいます。「柿の木坂は駅まで三里」は、当時東京駅か新橋駅からの距離だとどこかで聞いたことがありますが、実際はそんなにありませんよね（笑）。