大名行列② ～『金草鞋』初編中巻～ - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

前回の続き、左ページの文章を中心に解説します。 【左右ページ全体】 【左ページ詳細】 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 金草鞋. 1編 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※画像は拡大できます。 【原文】 侍 「新五左衛門《しんござえもん》殿、御覧なされ、向かふへ美しそふな婦人が参ります。 兎角《とかく》女の歩く尻付きと申す物ハ、悪く無い物で御座る」 「如何様《いかさま》御尤《ごもつとも》も千万《せんばん》、拙者と貴公ハ胴服中《どうぶくちう》で御座る。 はいほう／＼、脇寄れ／＼、馬ハ溝《どぶ》へ叩き込め、車ハ屋根へぶち上げろ、女ハそつと脇へ御退《おの》きなさい」 「向かふから、生酔《なまゑ》ひめがひよろ／＼して失《う》せ居《を》る。 忌々《いま／＼》しい奴だ、おいらに気を悪くさせやァがる」 〇 下谷上野町《したやうへのまち》常陸屋《ひ

[Kitajskaya]

下ネタ全開の展開と挿絵の面白さに、庶民生活が垣間見れてとても勉強になるとともに、自分の中で思い描いた江戸時代後半のイメージとかなり違っていました。最後の作者の口上は今で言う番宣の始まりでしょうねえ。

[Kaimotu_Hatuji]

江戸の女性の着こなし・身のこなしには、オシリを美しく見せる意識があったんでしょうか。で、男はそれに目を奪われる。奥ゆかしいなぁ🤭

[aka_koushi]

面白いです。挿絵のニヤニヤ顔と文章がマッチしていますね。これは大名行列なのですか。こういう会話がされているのですね～。

[kapibara5168]

前回から気になっていたニヤニヤ顔の2人はやっぱりこんな会話をしていたんですねぇ。やっぱり着物は胸が目立たないから自然とお尻が目につくのかしらん？唐突な宣伝も今のネット広告とそう変わらない気もしますね。

[tukkoman]

いやー久しぶりにバケモンぶりが出まして、やっと妖怪っぽくなりましたね。とりあえず全て潰したいよね(笑)

[toikimi]

めっちゃデレデレしてますね(笑)。「美しそうな」というのだから、まだ正面から見ていない感じなのに。

[kaedeya]

日本民族は昔からおちり好きでございますな。あ、世界共通か。常陸屋さんの新柄がきになります。「カネノワラジは常陸屋の提供でお送りしております」。みたいな。

[harenokuni2019]

お早うございますっ。今晩、ゆっくり読ませていただきます。いつも、わたしのブログも応援していただき、有難うございますっ。

[santa-baking]

ニヤニヤしている挿絵の中の二人、あからさまですね(笑)。女性の歩く時の尻の格好って、昔のドリフの歌にも似たような歌詞が出てきたような。(^^♪

[kaze_no_katami]

一九先生は結構Hな事も平気で書くんですよね。そう言えば青森民謡に「ホーハイ節」というのがありましたが、関係ないか😅

[hukunekox]

十返舎一九が着物のデザインしてたなんて初めて知りました〜😲✨しかし、いつの時代も、、、www

[harienikki]

それぞれの視点が面白いです。それにしてもちゃっかり宣伝をぶち込んでくるなんて、作者もしっかりしてますわ。(^｡^)