高校駅伝：県立大分支援学校、希望のたすき 県予選初出場 | 毎日新聞

男子第６８回全国高校駅伝競走大会（毎日新聞社など主催）の大分県予選大会に、県立大分支援学校（大分市）が初出場する。支援学校の出場は県内では９年ぶりで、全国的にも珍しい。部員たちは毎日走り込み、初めての駅伝挑戦を心待ちにしている。号砲は５日午前１１時半。 知的障害がある生徒が通う同校は６年前に陸上部をつくった。３年前には陸上競技経験のある教諭が赴任し、指導が本格化した。部員は現在、中学と高校で計４２人。長距離の選手は１４人いる。 スポーツ初心者で入部した生徒がほとんどだが、目標タイムを決めて努力するうちに少しずつ自信をつけてきた。藤澤一郎教頭によると、障害が理由で中学生の時にいじめられ不登校経験がある部員が、陸上を始めて明るくなったという。 部員たちは当初、１５００メートルの種目などで国体出場を目標に掲げていた。高校総体県大会などで経験を積み、朝練や自主練に汗を流した。しかし、６月の予選で部