トルコ、関係生かし仲介 ウクライナと貿易拡大／ロシア製ミサイル導入 | 毎日新聞

緊迫するウクライナ情勢を巡り、トルコが独自の「仲介外交」に乗り出している。北大西洋条約機構（NATO）加盟国でありながら、エルドアン大統領はロシアのプーチン大統領と良好な関係を保っているほか、ウクライナとも防衛、経済面で関係を深める。欧米とは異なる「中立」の立場を利用し、トルコは存在感を発揮しようとしている。 「今回の危機を終わらせるため、役割を負う覚悟がある」。エルドアン氏は3日、訪問先のウクライナでゼレンスキー大統領との会談後にそう語った。更にロシアとウクライナの首脳会談や、両国の政府高官協議のホスト役を務めると提案し、プーチン氏をトルコに招待していることも明らかにした。