政治の道具、経済効果で測れない 巡礼の地・広島が持つ本当の〝力〟 | 毎日新聞

灯籠（とうろう）を流し、手を合わせて被爆者を慰霊する子どもたち＝広島市中区で2023年8月、岩本一希撮影 いま、国内外から大勢が被爆地に足を運んでいます。それを、広島市のNPO法人「ANT―Hiroshima」理事長の渡部朋子さんは「平和を生み出す力につなげないと、もったいない」と指摘します。渡部さんが考える、広島から平和を「創る」ためのカギとは――。 あわせて読みたい同時公開記事あります 対立から協調へ 元外交官が考える「決め手」 巡礼のように訪問 ロシアのウクライナ侵攻で「核兵器が使われるかもしれない」と緊張感が高まり、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻は終わりが見えません。 平和を本当に必要なものだと考える人たちが、巡礼のように被爆地を訪れているのではないでしょうか。23年に広島市で開かれた主要7カ国首脳会議（G7サミット）開催など一過性の国際イベントの効果だけではない

[taketake89]

“いま、国内外から大勢が被爆地に足を運んでいます。それを、広島市のNPO法人「ANT―Hiroshima」理事長の渡部朋子さんは「平和を生み出す力につなげないと、もったいない」と指摘します”