カタールへの人権批判とサッカーW杯 | | 西川恵 | 毎日新聞「政治プレミア」

手で口を覆って集合写真の撮影に臨み、国際サッカー連盟（FIFA）の「口封じ」に抗議の意を示すドイツ代表の選手たち＝カタールのドーハで2022年11月23日、ロイター サッカーのワールドカップ（W杯）主催国カタールに対し、外国人労働者や性的少数者らに対する人権侵害の非難が欧米を中心に上がっている。 しかしこの国の政治・外交・文化を含めたトータルな理解なしに、欧米流の基準で批判をするのは的外れのように思う。 カタールへの孤立化政策 カタールは同国に対する周辺国の数年にわたる孤立化政策を乗り切ってW杯を迎えた。その意味で、W杯は周辺国に対する政治・外交的勝利を画すイベントでもあった。 サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国が対カタール断交を発表したのは2017年。4カ国は、イランとの外交関係の縮小、イスラム同胞団などテロ組織との関係断絶、カタールの衛星テレビ「ア

[yoshihiroueda]

"イスラムの伝統文化と西側の価値との折り合いをつけながら、国際社会の良き一員であろうとしている国なのだ。"

[lucioniki]

髪や肌を露出した若い女性がイランやサウジの旗を纏っているのには他人事ながらハラハラした。日本女性サポも慎重に髪を隠していた、というドーハの悲劇時の手記を読んでいたので時代の変化を感じた。

[toraba]

「中東ではイスラエルは別にして、男女平等が機能している国と言っていい。学校は男女共学で、女性が仕事に就くのも自由だ」サダム・フセイン時代のイラクみたいなものか・・・

[kazuhooku]

「周辺国の数年にわたる孤立化政策を乗り切ってW杯を迎えた」「中東では男女平等が機能している国。男女共学、女性が仕事に就くのも自由」「ロシアや中国のような権威主義的国家と同列に扱うのは間違い」

[addwisteria]

記事の通り、カタールはアラブ世界では"　イスラムの伝統文化と西側の価値との折り合いをつけ"ており、外交的に国際社会に貢献しているので、色眼鏡で見たり権威主義国家側に追いやりかねない批判はなぁ。