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アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(10)爪 | マンバ通信
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アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(10)爪 | マンバ通信
爪のあるなしは、登場人物の印象を決定づける。たとえば、萩尾望都描く「ポーの一族」のエドガーやアラ... 爪のあるなしは、登場人物の印象を決定づける。たとえば、萩尾望都描く「ポーの一族」のエドガーやアランの指先に爪があったら、彼らの散らすバラは全く異なった意味を持っただろう。山岸涼子「日出処の天子」の厩戸皇子が爪を持っていたなら、その手先から発せられる霊性はまるきり失われてしまっただろう。逆に、岩本ナオの「金の国 水の国」から爪を取り去ってしまったら、サーラやナランバヤルの手先に宿るこの世とのつながりは失せ、A国とB国はのっぺりとした平面になってしまうのではないだろうか。 一つのキャラクターが常に爪のあるなしを保っているとも限らない。たとえば手塚治虫の描くブラック・ジャックは、ふだんはゴム手袋のような爪のない手をしているが、ときおり指先に爪が描き込まれ、繊細な力の方向性を示したり、医者としての威厳を感じさせることがある。さまざまな作家がどの作品のどんな登場人物にいつ爪を描くかを子細に論じていけ