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旅の終わりの記憶と筆まめのトライアヌス/「ローマ人の物語 24」 - マトリョーシカ的日常
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旅の終わりの記憶と筆まめのトライアヌス/「ローマ人の物語 24」 - マトリョーシカ的日常
紀元九十八年から百十七年までの約二十年、ティベリウスはローマの皇帝として勤めた。初の属州出身であ... 紀元九十八年から百十七年までの約二十年、ティベリウスはローマの皇帝として勤めた。初の属州出身であった彼だが、統治の評判はすこぶる良く、後の五賢帝のひとりとして数えられる。行ったことは公共事業と、ダキアとパルティアとの戦争。ダキア戦役の記録はほとんど残っておらず、詳細が叙述された円柱が貴重な資料となっている。 良い人だった、と伝えられる人はどうしてこうも資料が少ないのか。創作意欲というのは、怒りや苦しみという負のエネルギーによって生み出されることが多いからかもしれない。良い政治は市民に満足感を与え、「まぁ別に書かなくても良いかな」と寒中見舞いの返事を避けるのと同じような心境になる。 それでも日常の悩みとか疑問は尽きないわけで、トライアヌスはそれについてもちゃんとフォローしている。塩野さんは「ホームページ」と表現したが、このあたり出版からの時代の流れを感じる。つまりは市民の嘆願や外部からの情報