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認知症は人生の終わりではない ~一人受診、本人の会で変わる状況~
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認知症は人生の終わりではない ~一人受診、本人の会で変わる状況~
認知症という病名はよく知られているが、いまだに誤解も多い。決して「認知症イコール人生の終わり」で... 認知症という病名はよく知られているが、いまだに誤解も多い。決して「認知症イコール人生の終わり」ではない。東京慈恵会医科大学の繁田雅弘教授は「認知症は基本的に治らない病気だ。できないことはある。しかし、できないことが増えたとしても生きる意味はある」と前置きした上で、「患者は気分が沈み、不安になったり、強いストレスを感じたりする。その苦しみを和らげ、それまでの生活を続けることが大事だ」と力説する。 ◇誤ったイメージ 一般的に、自分自身や家族が認知症になることを極度に恐れる傾向がある。それは誤ったイメージに基づいている、と繁田教授は指摘する。「認知症の進行が速い人はごく一部だ。ひとくくりにして、皆が一気に厳しい状況に陥ると恐れることは適切ではない」。誤ったイメージを変えようと、繁田教授は努力してきた。社会の認識を変えるためには、どうしたらよいのか。繁田教授の答えは明解だ。 「認知症になっても普通