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東京バーチャルリアリティ - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
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東京バーチャルリアリティ - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
自分を変えることができるのは、生活環境の改善でもなければ、周囲の人間の優しや厳しさでもない。雑居... 自分を変えることができるのは、生活環境の改善でもなければ、周囲の人間の優しや厳しさでもない。雑居ビルの地下に潜む怪しい占い師の一時間一万円の助言でもないし、書店に積み上げられたベストセラーの啓蒙本や、亡霊になって久しい灰色の偉人たちの名言でもない。 そして自分を変えることができるのは、その自分自身ですらない。 自分を変えることができるのは、絶対的な魔法だけだと、カジはそう言った。 彼女と初めて出会ったのは、冬が明けて間もない2000年の、JR代々木駅のホームの端っこだった。 ー 待ち合わせは、午後一時に、代々木駅の山手線の内回りのホームでどう? ー ー わかった、じゃあ午後一時に、代々木駅で。なにか目印があったほうがいいかな? ー ー わたしは大丈夫、たぶんきみだってことが、すぐにわかると思う。きみもたぶん、すぐにわたしのことがわかるんじゃないかな、そんな気がする。ー ー なるほど、じゃあ