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ダークネス - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
「先が見えない道を歩くのって、あたし、けっこう好きなんだよ。」 狭い台所の小さな流し台で、ぼくの身... 「先が見えない道を歩くのって、あたし、けっこう好きなんだよ。」 狭い台所の小さな流し台で、ぼくの身体の右側面に磁石に吸い寄せられたブリキ人形みたいに引っ付いてカタカタと洗い物をしているミラが突然手を止めて、たぶんまだブリキにはなりきれないでいる首から上をも、ぼくの肩に引きつけられるように傾けた。その時ぼくは、時間も空間も何もかもが静止したように感じたが、水道の蛇口から流れ出るジョージョーという水音は、その何かの魔法やら呪縛を免れているようで、ただ一方向を見つめて単調な唸り声をあげていた。 「それは、仕事帰りに、夜の下城公園のあのクソ真っ暗な道を歩いて家まで帰ってくる話?」 「ん〜、ちょっと違う。あそこはさ、先は見えないけど、ただ怖いだけでしょ。」 「あそこは、怖い、それは知ってる。」 「うん、あたしも知ってるよ。ジェイは、どういうふうに、それを知ってるの?」 「おれも仕事帰りに、あのクソみ
2018/12/04 リンク