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古代エジプトの「税を決める井戸」が見つかる
古代の港湾都市トゥムイスの遺跡で発掘された石の階段。ナイル川の水位を測るために使われていたナイロ... 古代の港湾都市トゥムイスの遺跡で発掘された石の階段。ナイル川の水位を測るために使われていたナイロメーターの一部だ。(PHOTOGRAPH BY GREG BONDAR, TELL TIMAI PROJECT) エジプトのデルタ地帯にある古代都市トゥムイスの遺跡で、米国とエジプトの考古学者がナイロメーターと呼ばれる構造物を発見した。紀元前3世紀につくられたと思われるこのナイロメーターは、約1000年間にわたり、毎年氾濫するナイル川の水位の測定に使われていた。現存が確認されているナイロメーターは20程度しかない。 米ハワイ大学の考古学者ジェイ・シルバースタイン氏は「エジプトでは、ナイル川のない生活は考えられませんでした」と話す。シルバースタイン氏は研究チームの一員として、地域の中心都市マンスーラからほど近いトゥムイスの遺跡で発掘調査を行っている。「このナイロメーターはもともと神殿の施設だったの