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木星の大赤斑上空は1300℃、原因は嵐の音か
木星の大赤斑として知られる嵐の渦は、高層大気に熱を伝えているようだ。(PHOTOGRAPH BY NASA) 木星表... 木星の大赤斑として知られる嵐の渦は、高層大気に熱を伝えているようだ。(PHOTOGRAPH BY NASA) 木星表面に見える「大赤斑」の正体は、太陽系最大の嵐によって生じる渦だ。この渦の上空の大気は1300℃以上の高温になっていて、地球上で最も高温である溶岩よりも熱いことが判明した。(参考記事:「もっと精細な木星の大赤斑画像を見る」) 研究を行った米ボストン大学のジェームズ・オドナヒュー氏によると、木星の高層大気のなかで、大赤斑上空が最も高温であるという。同氏らがこのほど科学誌『ネイチャー』に発表した論文では、激しい嵐によって発生した音波が上空に伝わり、大気を加熱しているのではないかと推測している。(参考記事:「木星の“眼”、ハッブルが撮影」) 今回の観測結果は、長年にわたって惑星科学者たちを悩ませてきた問題の解決に役立つ可能性がある。 木星以遠の惑星の大気の温度が、太陽光による加熱だけ
2016/07/31 リンク