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大陸英雄戦記 - 荒れ狂うエーゲ海
――大陸暦638年9月18日12時30分。グライコス地方東部戦域、ハルマンリ。 元々オストマルク帝国の領地だっ... ――大陸暦638年9月18日12時30分。グライコス地方東部戦域、ハルマンリ。 元々オストマルク帝国の領地だったこの都市は、現在キリス中央軍(タグマ)1万4000の兵に占領されている。中央軍はオストマルク帝国軍1万5000と対峙している状況だが、中央軍がハルマンリに陣を敷いて以来一度も大規模な戦火を交えていない。 その状況を作り出した理由はハルマンリ周辺の地形にある。都市の南北には山脈があり、なだらかな渓谷の中には河川が流れ軍の行軍を妨げている。それは攻めにくく守りやすいという典型的な要塞地形である。 故に帝国軍は攻めあぐね、地の利を得ている中央軍は迂闊に前に出れないでいた。 それは逆に言えば、準備期間が与えられたということに他ならない。中央軍も帝国軍も重厚な陣地を構築する一方で周囲の地形や敵情を把握せんと動いていた。その過程で小規模な騎兵隊が偶発的・散発的に戦っている。 しかしその状況は