押井守監督、"映画アンパン論"を説く「牛乳も欲しい」-『TNGパトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』の楽しみ方

インタビュー 押井守監督、"映画アンパン論"を説く「牛乳も欲しい」-『TNGパトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』の楽しみ方 ――びっくりするほどエンタメ作品になっていた印象でしたが。 それは目指したから。これまでの実写映画の中で一番エンターテインメントすることに徹しようと努力した。時々はみ出たけど。隊長と高畑が延々としゃべっているところとか、それを含めてエンターテインメントしているなと。言ってみれば、あんこの中に塩を入れると味が締まるようなものだよね。しょっぱくしたいわけじゃないし、誰も気がつかなくてもかまわない。何か延々としゃべっているなという、その時間経過が映画には必要なんだよ。 お客さんは気がついていないけど、頭の中で映画を整理する時間が必要なんですよ。と、思っているんだけど。次から次へ物事を起こせば退屈しないけど、それでは自分の中で整理する時間がないんです。だから終わった

[mame-tanuki]

納得→「僕に言わせると、非常に不愉快な女として描こうと思った」「たぶん、灰原ってメッセージもないし、話すことも何もない。ただ世の中に対する敵意しか持ってないわけですよ。それが今の時代のテロリスト」