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「あんなに好きだったのに……」現代オタクの熱が冷める瞬間 「作り手も受け手もオタクオンリー」という指摘も
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「あんなに好きだったのに……」現代オタクの熱が冷める瞬間 「作り手も受け手もオタクオンリー」という指摘も
僕はオタクだ。だけど、20世紀のスタンスのまま、進歩をしないオタクだと思っている。エポキシパテを練... 僕はオタクだ。だけど、20世紀のスタンスのまま、進歩をしないオタクだと思っている。エポキシパテを練って怪獣を作ったり、ガンプラを改造してみたり、70年代に流行した消しゴム人形を集めるのが大好きなので、最近のオタクの人とは話が合わない。 ネットでトレンドに挙がるような人気アニメの話も分からないし、大人気とされる声優の顔も分からない。自分のペースで細々とやることを信条にしている。 手を広げすぎると破綻するので、趣味がつまらなくなるようなリスクは、極力避けたいと思っている。だからオタクを辞めようと思ったことはない。 ところがネット上ではしばしば「もう〇〇のファン辞める」とか「オタクは卒業するわ」みたいな発言を見かけることがある。こういう発言をするにはそれなりの背景があるんだろうけど、なぜわざわざ辞めるのか、ずっと疑問だった。(文:松本ミゾレ) オタク文化が広まり過ぎてひっそりと楽しむことができな