レッドブルは外国人選手23人。貧乏クラブは2人。歩合導入で経営偏差値が上がった

2015/9/13 オーストリア・リーグでは外国人枠を撤廃し、自国選手を使うほど放映権の分配が増える「オーストリア人の壷」を導入した。これが追い風となって育成が成功。オーストリア代表は急成長し、9月8日にEURO2016への出場を決めた。今回はレッドブル・ザルツブルクやアウストリア・ウィーンがどんな戦略を取っているかを紹介する。 第1回：なぜオーストリア・リーグは外国人枠がなくても破綻しないのか 第2回：外国人枠をなくしたら、おのずと外国人選手の質が高まった より経営者のセンスが求められる時代に オーストリアのブンデスリーガは外国人枠を撤廃し、自国選手登用のインセンティブ・システムを“発明”した。これによる大きな変化のひとつが、今まで以上に経営者にセンスが求められるようになったことだ。 たとえば、外国人選手のランニングコストで言えば、以前なら「基本給＋勝利給」のみを考えればよかった。だが、

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