地域発上場企業分析 セリア 「100円均一」守り抜く 原材料高騰に知恵絞る 共同開発で原価上昇抑制 商品改廃や効率化追求 「日常を彩る」 生活の中に喜びを 河合映治社長 ｜ 中部経済新聞社

100円ショップ大手のセリア（本社大垣市）は、積極的な店舗展開で右肩上がりの成長を続けている。1月末の店舗数は直営1899店、FC（フランチャイズチェーン）39店の計1938店で、2024年3月期中には2千店の大台に乗せる。原材料高騰や円安の影響を受け、23年3月期の各利益は減益を余儀なくされるが、商品の改廃や独自の発注支援システム、セルフレジによる効率化などで苦境を乗り切る。競合他社が300円、500円といった「脱100円」業態にシフトする中、「100円均一を守り抜く」（河合映治社長）方針だ。