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「数奇な運命」 原爆の記録として評価されながら3年間出版できず 記憶遺産目指す大田洋子『屍の街』(上) | 47NEWS
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「数奇な運命」 原爆の記録として評価されながら3年間出版できず 記憶遺産目指す大田洋子『屍の街』(上) | 47NEWS
Published 2023/09/24 10:00 (JST) Updated 2023/09/27 09:52 (JST) 原爆に被爆した作家が直後に書きつ... Published 2023/09/24 10:00 (JST) Updated 2023/09/27 09:52 (JST) 原爆に被爆した作家が直後に書きつづった小説や詩、日記などの自筆原稿をユネスコの「世界の記憶」(世界記憶遺産)に―。市民グループ「広島文学資料保全の会」(土屋時子代表)と広島市が共同で、被爆80年となる2025年の登録を目指し、国内選考に申請した。 15年と21年にも申請したが国内審査で落選、3回目になる。これまでに峠三吉や栗原貞子、原民喜の関係資料を申請対象としたが、今回は作家、大田洋子の『屍の街』(しかばねのまち)の自筆原稿を加えた。 『屍の街』は被爆直後の混乱を生き延びた作家が被害の実相をつぶさに描き、原爆が非人道的な兵器であることを訴えた貴重なルポルタージュだが、出版をめぐって検閲や自主規制に翻弄(ほんろう)され、数奇な運命をたどった。 その意味でも「世界の