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【読書感想】『砂糖の世界史』砂糖と奴隷で覇権を握る。|犬
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【読書感想】『砂糖の世界史』砂糖と奴隷で覇権を握る。|犬
本、特に海外の古典作品を読んでると、「なんかピンとこない」みたいな事が多発する。なんなら、全く知... 本、特に海外の古典作品を読んでると、「なんかピンとこない」みたいな事が多発する。なんなら、全く知らない固有名詞が突然出てきて、さも常識であるかのようなスタンスで使われる。 当然その本は、その当時、その国で書かれたものなので、歴史的な背景が今の自分達とはだいぶ違う。 そんな事を考えることが増えてきて、歴史を勉強したい気持ちが強くなった。 本書は「砂糖」の栽培や流通にスポットを当てて、大航海時代や産業革命を経て、ヨーロッパが世界の覇権を握る流れを説明している。 一見、砂糖とヨーロッパの覇権になんの関係が??とも思うが、実際この本を読んでみると、めちゃくちゃ関係ある。 砂糖は調味料としての用途のほか、その真っ白な見た目から神聖なものとして考えられ、薬としても重宝されていた。 砂糖の原料であるサトウキビは、暖かい地域でしか育たないため、カリブ海の島々などで栽培されることになる。 サトウキビの栽培、