視聴者の仕事は愛？ または正義？ 『ONE PIECE』とパラパラ漫画⇄映画｜山下望

“「ねえねえねえ あのさあ〜〜」 「なんだよタカハシ」 「マ◯セリホの水に飛びこむCMってあったじゃん」 「あったあった」 「その水に女の顔がうつってんだって」 「ウッソー」 「マジマジ ビデオでポーズすると見えるんだって」” －－岡崎京子『リバーズ・エッジ』より1. 岡崎京子が観たゴダールはどれだったのか問題 気がつけば二階堂ふみ主演で映画化された『リバーズ・エッジ』の公開が始まるのが2018年初春、すなわちもうすぐそこまで迫っているという、例えば昨年同様にジョージ朝倉が「別冊フレンド」で連載していた人気漫画を原作にして若手女優の小松菜奈が主演を務めた『溺れるナイフ』についての映画時評で菊地成孔が思わず「映画は漫画の巨大なノベルティと化すのか？」（“しかし、いかな日本映画が今年、バブルと称されるほどの好景気を見せようとも、漫画産業という、ゲームやSNSを含む通信と並び、我が国の国是といっ

[haruhiwai18]

"「すべての仕事は売春である」と…ゴダールが言ったという事実には確証がない。""岡崎京子の頭の中で「労働と快楽は同じものだと思う／動き方がセックスと同じ」が…変換されたということだったのでは"　→という説