日本語○○語起源説を見極めるポイント｜ŌYAMA(@Yusuke_OYAMA_)

「日本語ヘブライ語説」とか、「日本語タミル語説」とか、「日本語ラテン語説」とか、「日本語マレー語説」みたいな説が堂々と出版されたり、中にはネット上で真面目に検討されているものさえある。今回は、これらが何故言語学畑の人間に相手されないのかということについて少し考えてみたい。 実は、これらの問題点については簡単に回答が可能で、「音法則に例外なし」という比較言語学の前提を無視して議論しているからだ、の一言で足りてしまう。これは「ある音が変化するときには同じ環境にある同じ音は全て同じ変化をする」というもので、比較言語学をやるときの大元にある作業仮説だ。少なくとも長期的な観点から見れば概ね成立することが知られていて、どういう場合にこれを外れるのかという予測もだいたいできている。 例えばある言語で環境の指定なしに*pがhになるなら、その言語の*pは全てhに変化するはずである、ということになる。ある語で

[nekokauinu]

エンヤコラドッコイショがヘブライ語由来というのは、さすがに「ムー」愛読者の中学生でも「そりゃないよな」と思った。

[croissant2003]

千年か二千年くらい前まではもっと色んな言語が残ってて、日本語も孤立言語じゃなかったんだろうなあ。縄文人も地域によって言葉が違っただろうし、縄文弥生期に朝鮮から渡ってきた人も違う言葉だったんだろうなぁ

[tanukipompoko]

単語のレベルで比較するにしても比較すべきは基礎語彙であるべきで(スワディシュ・リストとか)、天皇とか持ち出してくるのがはいはいってなるんよね。民間語源にすぎないし、提唱してるのが川守田とか非言語学者だし

[agrisearch]

「比較言語学を語っているものを見たら、「単語のレベルじゃなくて音の体系のレベルで議論しているか」、「特定のテキストだけを対象にしていないか」というところをまず見てほしい」

[mfluder]

“「音法則に例外なし」という比較言語学の前提""これは「ある音が変化するときには同じ環境にある同じ音は全て同じ変化をする」というもので、比較言語学をやるときの大元にある作業仮説”

[tacticsogresuki]

たぶん〇〇起源本を書いている当人も読者も娯楽作品としているとは思うけどね。にしても日本語に関しては言語学者の怠慢がそんな遊びを許容してしまっているのではと思う。

[pribetch]

“わたしがいま考えた嘘語源”

[blueboy]

印欧語は、言語の歴史的変遷がうまくたどれるので、比較言語学の手法が成立する。だけど、日本語は過去の歴史がすっぽりと抜けていて、歴史的変遷をたどれない。印欧語の手法が日本語に成立すると思うのは傲慢だ。

[auto_chan]

ずんだもんのちゃんねるをみるのだ

[aceraceae]

同意なんだけどじわじわと時間をかけて言葉は広がっていくのでお互いの環境での音韻変化の例外としての音の分化の原因としてはけっこうあるんじゃないかなとは思う。

[businessart]

DNAも、今とは全く違う海流も無視して「日本人は朝鮮半島から来た」とか言ってる東大のやつとか、政治的な意図で捏造する奴がたくさんおるんよね。

[red_kawa5373]

そもそもDNAとかは、「日本人がどこから来たのか」を解明することは出来ても、言語とかは解明できんだろ。数百年単位で移動している間に、言語はどんどん変化していくだろうし。文字もない次代ならなおさら。

[WildWideWeb]

もう勝負ついてるのに公理を知らないアマチュアのお遊びに対するアカデミアの冷笑主義は不味いという時代になったんだろうけど、公理も合意に過ぎず、新しい仮説はむしろ街場(非アカデミア)から、も一理残ってる気が

[kjin]

“（本当は「わかっている歴史を無視するな！」という原則もあるので”

[miholovesq]

“「音法則に例外なし」という比較言語学の前提”

[softboild]

"比較言語学は個々の語じゃなくて音と形態の体系を比較するものだ"

[mobanama]

"単語のレベルじゃなくて音の体系のレベルで議論しているか"特定のテキストだけを対象にしていないか"例証されている一番古い段階を比べて議論しなくちゃならない"