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江藤淳の自死について② 犬に捨てられた悲劇?|小林十之助
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江藤淳の自死について② 犬に捨てられた悲劇?|小林十之助
―君のように忙しい人が、公務御多端にもかかわらずこんなに早くことを運んで下さったことの友情の篤きに... ―君のように忙しい人が、公務御多端にもかかわらずこんなに早くことを運んで下さったことの友情の篤きに感謝の言葉もありません。田村さんには昨夜から住み込んでもらい、夜全く一人でいるわけではないという安心感を満喫しています。聡明な人で、お料理も上手なので、久しぶりで自分の家にいるという気持ちになってきました。この上は十分予後を養い、再起を期したいと思います― これはお手伝いさんを斡旋してくれた石原慎太郎宛ての江藤淳のお礼状である。これを読むと、当時の江藤淳は余程淋しかったに違いないということが解る。石原慎太郎は東京都現代美術館館長への就任を依頼、江藤淳の再起に向けて厚情を尽くしていた。お手伝いの田村さんの実家は長野らしい。長野から鎌倉に帰る途中、豪雷雨に襲われたものの田村さんは約束の時間より五分早く戻った、と「追悼 さらば、友よ、江藤よ!」(江藤淳『幼年時代』所収・文藝春秋・平成十一年十月十日)