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「好きな人が、恋人になりました」|いちとせしをり|note
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「好きな人が、恋人になりました」|いちとせしをり|note
やっと。終わることが、始まったなと思った。 朝食の形に見える。あなたからの言葉を、囁きと言いたい。... やっと。終わることが、始まったなと思った。 朝食の形に見える。あなたからの言葉を、囁きと言いたい。冬の空気に紛れて、誰の目にも映らないくらいに澄んだ気持ち。透明なままで、ふたり。 壊れる瞬間がある。 卵の黄身が割れる、窓が裂ける、涙が千切れる、欲が遠退く。 混ざり合う時にわたしは胸に手を当てていた、本能のような仕草だ。自分自身が生きていることを確認している。そしてまた、誰かの心に手を伸ばしていた。 わたしには、結婚がわからない。 ぼんやりと「結婚したい」とは大人になってから考えてはいた。いや、人は結婚をするものだという刷り込みを、薄く上から撫でていただけに過ぎないのかもしれない。 社会人になってから付き合った、ひとりの女性がわたしにはいる。最愛だった。学生時代の恋人関係とは違う。言葉にはしていなかったけれど、結婚を見据えていた。同じ屋根の下で暮らし、子どもを授かる。生活の言葉を共にし、ふた