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この問題作を受け入れられるだけの感性が、日本にあるだろうか? 〜 映画『エル ELLE』〜|近藤 真弥
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この問題作を受け入れられるだけの感性が、日本にあるだろうか? 〜 映画『エル ELLE』〜|近藤 真弥
『ロボコップ』や『氷の微笑』などで知られるポール・ヴァーホーヴェン監督は、とんでもない問題作を作... 『ロボコップ』や『氷の微笑』などで知られるポール・ヴァーホーヴェン監督は、とんでもない問題作を作りあげた。主人公のミシェル役にイザベル・ユペールを迎えたその映画は、『エル ELLE』と呼ばれている。 『エル ELLE』の物語は、凄惨なレイプシーンで幕を開ける(※1)。だが、失神から目覚めたミシェルは警察に通報することもなく、部屋を片づけはじめる。翌日には、経営する会社で社員に強権的な立ち居振る舞いを披露するなど、何事もなかったかのように日々を過ごす。その姿は被害者というより、レイプさえもひとつの体験として消化しようとする研究者みたいだ。もちろん、被害を受けたことに変わりはないし、ミシェルもショックを感じているとは思う。だが、そうしたショックを経たからこそ、男性という存在の暴力性を理解し、“男性的”とされるものをミシェルなりに次々と手なずけていくのではないか。決して怯まず、むしろ淡々と男の暴