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染色は、もう絵画を目指さなくていい。むらたちひろ展「beyond」|沢田眉香子
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染色は、もう絵画を目指さなくていい。むらたちひろ展「beyond」|沢田眉香子
縦2.7メートル。「今までで最大級」というむらたちひろの染色作品は、木枠にゆるやかに固定されて、自... 縦2.7メートル。「今までで最大級」というむらたちひろの染色作品は、木枠にゆるやかに固定されて、自然光の注ぐ空間に展示されている。 広い布面には、水や空を思わせる鮮やかな水色の曲線が描かれていて、刷毛の大きなストローク、染料が布の裏表に滲み通った跡が、ふくよかな滲みとしてあらわれている。 キャンバスに絵を描いたことのない人はいても、布が水分を含み、乾いてシミが染まってしまうことに覚えがないという人はいないだろう。 染色を行う人は、この「染まる」という現象をコントロールして、いかに「染める」かを設計する。意図しない滲みを生じさせないように防染技術があり、逆に、滲みを効果に活かすぼかしの技がある。着物の染め柄は「染まる」ことにある不確定要素をコントロールし、柄を「絵のように」定着させた成果だ。 美術のなかでの染色作品は、この「絵のように」制作し、鑑賞されることを目指してきた。染めた布をパネルに