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26 狂気と正気|出版社トゥーヴァージンズ(TWO VIRGINS)
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26 狂気と正気|出版社トゥーヴァージンズ(TWO VIRGINS)
[編集部からの連載ご案内] 白と黒、家族と仕事、貧と富、心と体……。そんな対立と選択にまみれた世にあ... [編集部からの連載ご案内] 白と黒、家族と仕事、貧と富、心と体……。そんな対立と選択にまみれた世にあって、「何か“と”何か」を並べてみることで開けてくる別の境地がある……かもしれない。九螺ささらさんによる、新たな散文の世界。今回がひとまずの最終回です。 人は基本動物で、動物のままなのが、イコール人間の狂気なのだと思う。 なぜ始まったのかもう誰にも説明不可能で、そしてもうどうしてもやめられない戦争というのは、ある狂気の正体なのだと思う。 燻った、動物の攻撃本能としての怒りエネルギーの発散の正当化。 中島敦の『山月記』やカフカの『変身』が魂にズシンと響くのは、わかってしまうからなのだろう。 虎や巨大な昆虫は、狂気の比喩だ。 知性やセルフコントロールの放棄だ。 李徴は詩人となる夢に破れ、グレゴール・ザムザは繰り返す日常を拒否した。 動物園で動物を見てゾッとすることがあるのは、その動物が自分の前世