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『悪は存在しない』と対称性の論理――下書きめいた小論|渡邉大輔
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『悪は存在しない』と対称性の論理――下書きめいた小論|渡邉大輔
Ⅰ濱口竜介の監督最新作『悪は存在しない』(2023)は、すでにその特殊な製作の経緯が明かされているよう... Ⅰ濱口竜介の監督最新作『悪は存在しない』(2023)は、すでにその特殊な製作の経緯が明かされているように、長編の前作『ドライブ・マイ・カー』(2021)で音楽を担当した石橋英子のソロライブパフォーマンスのための映像(こちらは『GIFT』というもっと尺の短いサイレント映像となった)が元になって、またそれと並行して制作された。そして、劇映画としての本作の物語は、信州の奥深い集落「水挽町」で暮らす父娘を主人公に、その集落に東京の芸能事務所が「グランピング」(ホテル施設を備えるキャンプ場)を開発する計画を持ち込もうとして、土地の住民たちと紛糾する顛末を描いている。 筆者はこれまでにも、濱口の作品群について著作や批評でたびたび論じてきた。それは、彼の映画が、デジタル化やポストヒューマン化を経た21世紀の現代映画――筆者の言葉でいう「ポストシネマ」の主だった特徴を、もっとも顕著に示すものだからである。