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セリエA選手会によるスト騒動は、リーグへの良い“スパイス”か?(弓削高志)
「われわれセリエA選手会は、第5節でストを決行する」 エトーのゴール量産やチェゼーナのミラン撃破など... 「われわれセリエA選手会は、第5節でストを決行する」 エトーのゴール量産やチェゼーナのミラン撃破など、話題に事欠かないセリエA序盤戦だが、実はピッチの外で決して無視することのできない事件が起きていた。 セリエA選手会による「スト未遂事件」である。 不振にあえぐローマが王者インテルをうっちゃり、リーグ戦の行方を俄然面白くした9月25日の目玉カードは、実は開催の危機に瀕していた。9月10日、緊急会見を開いた選手会代表オッド(ミラン)による冒頭の言葉は、スポーツ界のみならずイタリア政財界や世論に大きな波紋を呼んだ。 事件の背後にあったのは、今年の6月末をもって失効した、選手会とリーグ(=クラブ会長たち)が結ぶ労使協定の改定交渉だった。夏の間にリーグ側が出した新協定草案のうち、「成果主義型年俸契約の大幅導入」「負傷時の医師選択制限」ほか改定8項目に選手会は猛反発した。 特に自由移籍を大幅に制限する
2010/10/16 リンク