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『君たちはどう生きるか』感想:傲慢に描く「物語についての物語」 - フライング・オクラ・フライ
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『君たちはどう生きるか』感想:傲慢に描く「物語についての物語」 - フライング・オクラ・フライ
正直「ジブリまでメタフィクションかよ、もうお腹いっぱいだよ。自伝ならPTAの『リコリス・ピザ』みたい... 正直「ジブリまでメタフィクションかよ、もうお腹いっぱいだよ。自伝ならPTAの『リコリス・ピザ』みたいな素直な情景にしてくれよ。ってそれ『風立ちぬ』か。じゃあもういいじゃん」というのはありつつ、作品自体はかなり面白かったので感想。 プロット概要 母を火災で失った主人公・眞人は疎開先の屋敷で新しい母親・夏子と出会うが、彼女と周囲の環境を拒絶し石で自分の頭を自傷する。 そんな中、眞人は喋る青鷺に出会う。消えた夏子を追い、大叔父が建てたという古塔から青鷺に導かれ、死の世界らしき奇妙な島に移動する。魔法的に火を扱う少女ヒミと共に、眞人は夏子を連れ戻すために古塔に侵入する。塔は眞人の世界と共通のものであり、党はまた他の世界へつながっている。 塔の産屋で夏子を見つけた眞人は内部に侵入して彼女を連れ戻そうとし、その苦闘の中で初めて彼女を母として呼ぶ。奪取の試みに失敗し、島の捕食者であるインコに捉えられたヒ