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【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第3回 アルド・チッコリーニ」(音遊人 2013年6月号)
長い間、私にとってチッコリーニは「よく弾くけれど面白くないピアニスト」だった。 典型的な「ジュー・... 長い間、私にとってチッコリーニは「よく弾くけれど面白くないピアニスト」だった。 典型的な「ジュー・ペルレ」系。音の粒がよくそろい、クリアな音色と明晰な解釈で曲の 構造を浮かびあがらせる。看板のサティ全集も、からんとしたクールな演奏だった。もう少しどろどろとしたものがあってもいいのに……。そんなことを考えていた。 だから、二〇一一年十月に雑誌『ショパン』 の依頼ですみだトリフォニーで開かれたリサイタルを聴いたときは、本当にびっくりしてしまった。 このとき八十六歳。肩をまるめ、懸命に腕をふり、つんのめりそうな恰好でステージを歩く姿はたしかに老齢のピアニストなのだが、弾きはじめたらとんでもない。軽く手を落としただけでピアノがすみずみまで鳴り響き、ペダルで柔らかく包み込まれる。 クレメンティのソナタでは、ベートーヴェンを先取りしたようなドラマティックな音楽づくりに魅せられたし、ベートーヴェンの三十
2015/02/02 リンク